市場内取引、規制対象に TOB制度見直しへ議論―金融庁

東京, 6月6日, /AJMEDIA/

金融庁は5日の金融審議会(首相の諮問機関)で、TOB(株式公開買い付け)制度などの見直しについて議論した。取引所の通常取引で大量の株を買い集める市場内取引にもTOB制度のルールを適用し、規制対象とする考えが示された。企業買収の透明性向上のため、法改正も視野に夏以降も議論を継続する。
 金融商品取引法は、TOBについて議決権の3分の1超の株式を市場外で取得する場合、買い手に買い付け期間や価格などを事前に公表するよう義務付けている。ただ、市場内取引にはこのルールが適用されていない。投資ファンドなどが水面下で大量の株を買い集め、他の株主が売却の機会を逃す弊害が指摘されており、市場内取引へのルール適用を検討する。

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