岸田首相「絶えず決断してきた」 「検討多用」の指摘に反論―予算委

東京, 6月2日, /AJMEDIA/

 「決断の言葉を使った数と(実際に)決断した数、これは別物だ」。岸田文雄首相は1日の衆院予算委員会で、自身の国会答弁で「検討」に比べて「決断」を使う数が少ないと問われ、こう反論した。
 立憲民主党の山岸一生氏は安倍晋三元首相、菅義偉前首相、岸田首相の答弁を独自集計して比較。「検討」を安倍氏は143回、菅氏は126回用いたのに対し、岸田首相は既に204回も多用していると指摘した。
 逆に「決断」は安倍氏(29回)や菅氏(10回)に比べ、岸田首相は7回にとどまっているとして、山岸氏は「インフレに苦しんでいる国民が求めているのは決断だ。決断は嫌いか」と迫った。
 これに対し、首相は新型コロナウイルス対応に言及して「ワクチン、検査薬、病床確保、水際対策。絶えず決断を続けてきた」とアピール。「ウクライナ問題でも対ロ政策の大幅な転換をはじめ、さまざま決断した」と強調した。

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