東京, 6月3日, /AJMEDIA/
政府は２日、総合科学技術・イノベーション会議（議長・岸田文雄首相）を首相官邸で開いた。席上、首相は量子技術について「将来のネットワークなどを飛躍的に向上させる技術で、経済安全保障上も極めて重要だ」と強調。重点的に投資を進める方針を示した。
慶応大の伊藤公平塾長と理化学研究所の五神真理事長が、量子技術の研究・開発状況について説明。量子コンピューターの模型も披露され、首相は基幹部品のサンプルを手に持ち、「かなり小さい」と感嘆していた。
２日の会議では、２０２２年度版の統合イノベーション戦略を了承。１０兆円規模の大学ファンドなどを通じた「スタートアップ」と呼ばれる新興企業の育成強化や、経済安保に関連する重要技術育成プログラムの推進を掲げた。３日に閣議決定する。
