山根、見せた確実性 狙い通りCKからゴール―サッカーU20日本代表

東京, 5月26日, /AJMEDIA/

描いた通りのセットプレーを完結させたのは、堅実さが売りの背番号5だった。サッカーのU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会に出場している日本は、24日の1次リーグ第2戦でコロンビアに逆転負け。惜しくも連勝には結びつかなかったものの、先制点を挙げたのがMF山根陸(横浜M)だ。
 0―0の前半30分、右CKだった。キッカー福井(バイエルン・ミュンヘン)が近くの北野(C大阪)につなぎ、ヒールのリターンパスを受けて進入してから中央へパス。ノーマークの山根が、力みのないキックでゴール右へ決めた。「みんながブロックして自分をフリーにしてくれた。うまく(ゴールに)吸い込まれてくれてよかった」。セットプレーはチーム全体で力を入れてきただけに、みんなで喜びを爆発させた。
 横浜Mの下部組織で育ち、昨年J1デビューを飾ったボランチ。リーグ優勝を果たしたチームで11試合に出場した要因の一つが、10代と思えない落ち着いたプレーぶりだ。「慎重にステップを踏んでいくタイプ」と自己分析し、「サッカーはうまくいかないときの方が多いとよく言われてきた。うまくいっているときこそ自分を見詰め直すのが大事」と語る。
 理想の選手像は具体的にはおらず、「自分は武器がない。全てのプレーを高いレベルでバランスよくできるのがいい」。今季、横浜Mでは右サイドバックでもプレーしており、一つ一つ成長を重ねている。
 日本は27日(日本時間28日)の1次リーグ最終戦でイスラエルと対戦し、勝てば無条件で突破できる。(ラプラタ時事)

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