尾上右近さんがデザインの番傘 チャリティオークションに出品

東京, 5月22日, /AJMEDIA/

歌舞伎の舞台に欠かせない伝統的な和傘の職人が減っていることから、後継者の育成を支援しようと歌舞伎俳優の尾上右近さんがデザインした絵柄をみずから描いた番傘が、インターネットのオークションに出品されました。

歌舞伎の小道具として重要な和傘は日本の伝統的な技術で作られていますが、職人の後継者不足が深刻になっています。

このため和傘職人の育成を支援しようと歌舞伎の小道具を扱う会社がオークションへの出品を企画し、尾上右近さんが舞台で使われるのと同じ2本の番傘に「志」と「爆」という文字をそれぞれデザインし、みずから描きました。

右近さんは、東京の歌舞伎座で上演中の『弁天娘女男白浪』で弁天小僧を演じていて、番傘を持つ姿が見せ場となっています。

出品された右近さんの番傘は現在は歌舞伎座で展示されていて、オークションの売り上げは、和傘の職人を育成するプロジェクトに寄付されるということです。

右近さんは、「歌舞伎はいろんな職人たちの技術の結晶で、そのバトンをつないでお客様に届ける立場として何かできないかと考えました。これをきっかけに和傘に興味をもってもらい、多くの人にオークションに参加してもらって、盛り上がってほしい」と話していました。

このオークションは、今月27日まで受け付けているということです。

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