東京, 2月5日, /AJMEDIA/
将棋の八大タイトルの1つ「棋王戦」が長野市で開幕し、史上最年少の「六冠」がかかる藤井聡太五冠（20）が、「棋王戦」11連覇を目指すタイトルホルダー、渡辺明二冠（38）に挑む対局が始まりました。
「棋王戦」五番勝負は5日に開幕し、長野市のホテルに設けられた対局場には渡辺二冠が入室したあと、藤井五冠が盤の前に座り、午前9時に対局が始まりました。
振り駒の結果、先手は藤井五冠となり、飛車先の「歩」を突くと、後手の渡辺二冠も同様に「歩」を動かして応じ、その後は大駒の「角」を交換して互いに駒組みを進めていました。
藤井五冠は現在、竜王、王位、叡王、王将、棋聖の5つのタイトルを持ち、先月からは「王将」のタイトル防衛をかけて羽生善治九段（52）との七番勝負に臨んでいます。
五冠を維持し、今回の「棋王戦」を制すると、羽生九段以来の「六冠」達成となり、最年少記録を29年ぶりに更新します。
一方、渡辺二冠は、10年前に初めて「棋王戦」を制して以降、タイトル防衛を続けていて、今回11連覇がかかります。
「棋王戦」五番勝負は来月にかけて日程が組まれ、先に3勝したほうがタイトルを獲得します。
第1局の勝敗は、5日午後に決まる見通しです。
