将来の安保枠組み協議 ウクライナ支援で―NATO外相会合

東京, 6月2日, /AJMEDIA/

【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は1日、ノルウェーの首都オスロで外相会合2日目の討議を行い、2日間の日程を終えた。ロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援や、長期的に同国の安全保障に関与する枠組みを巡り協議。NATO首脳会議を7月に控え、防衛力強化に向けた国防費増額なども議題となった。
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 ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、訪問先のモルドバで「ウクライナはNATO加盟の準備ができている」と強調し、改めて早期加盟に意欲を示した。安保枠組みの必要性も訴えた。
 これに対し、NATOのストルテンベルグ事務総長は会合後の記者会見で、「NATOの扉は開いており、ウクライナは加盟国になる」と述べたものの、加盟の時期に関しては言及を避けた。同国の安保枠組みについては「ロシアによる侵略の連鎖を断ち切るための確実な取り決めが必要だ」と強調した。ただ、詳細は決まっていないと説明した。

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