対日関係「未来志向で」 非核化意志示せば北朝鮮支援―尹韓国大統領

東京, 8月17日, /AJMEDIA/

韓国の尹錫悦大統領は17日、就任100日を迎えて記者会見を開き、日韓関係の懸案である元徴用工訴訟に関連して「譲歩と理解を通じて、歴史問題がより円満に早く解決できると信じている」と述べた。また、「歴史問題も普遍的価値と規範を原則に、未来志向的に解決していく」と表明した。
 韓国政府が7回目の核実験の準備を完了したと警戒する北朝鮮に関し、尹氏は「北朝鮮が(核開発中断に向け)確固たる意志さえ示せば、可能な支援をする」と指摘した。尹氏は日本の植民地支配からの解放を記念する15日の「光復節」の演説で、北朝鮮が「核開発を中断し実質的非核化」に転じれば、段階的に経済支援する「大胆な構想」を明らかにしていた。
 元徴用工訴訟をめぐっては、今週中にも韓国最高裁で、日本企業の韓国内資産の売却命令が確定する可能性がある。尹氏は15日の演説で、未来志向を掲げた1998年の日韓共同宣言を継承し「関係を早期に回復、発展させる」と訴えたが、懸案に関する具体的な言及はなかった。

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