大統領「総選挙、今年末に前倒しを」 反政府デモ激化、国会は否決―ペルー

東京, 1月29日, /AJMEDIA/

南米ペルーのボルアルテ大統領は27日、大統領と国会議員を選ぶ総選挙を今年12月に前倒しするよう国会に呼び掛けた。国会は昨年12月7日、汚職疑惑の渦中にあった急進左派のカスティジョ前大統領を罷免。ボルアルテ氏が副大統領から繰り上がったが、直後に同氏退陣や国会解散を求める反政府デモが勃発。全土に燃え広がっている。
 デモを受け、国会では昨年12月20日、2026年の総選挙を24年4月に前倒しする法案が暫定的に承認されたが、一部議員からは今年12月に修正する案が出ている。ボルアルテ氏は27日の行事で「抗議デモが続き、道路封鎖や暴力は増えている」と指摘。「政府内で、今年12月に(さらに)前倒しする案を検討した」と述べ、国会に協力を求めた。しかしAFP通信によれば、国会は28日に大統領の提案を否決した。

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