外務省、領事館員拘束に抗議 駐日ロシア大使呼び

東京, 9月27日, /AJMEDIA/

 外務省の森健良事務次官は27日午前、ロシアのガルージン駐日大使を同省に呼び、ロシア連邦保安局(FSB)が在ウラジオストク日本総領事館員を拘束したことに抗議した。正式な謝罪と再発防止も要求。「日本政府として相応の措置を講じる必要がある」と伝えた。
 林芳正外相は記者団に、館員が目隠しで両手や頭を押さえつけられたまま、身動きの取れない状態で連行され、威圧的な取り調べを受けたと明らかにした。外交官の身体不可侵を定めたウィーン条約に対する「明白かつ重大な違反」と指摘。「極めて遺憾だ。決して受け入れられない」と批判した。
 ロシア側は、館員が金銭で違法に情報を入手したと主張している。林氏は「違法な活動を行ったという事実は全くない」と反論。館員を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定したことに関しても、「信じ難い行為で、強く抗議する」と述べた。

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