国王戴冠祝い野外パーティー 英全土7万カ所で「ランチ」

東京, 5月8日, /AJMEDIA/

【ロンドン時事】英国で6日に行われたチャールズ国王戴冠の祝賀イベントは7日も続いた。「コロネーション(戴冠)・ビッグ・ランチ」と称し通りに机を並べて会食する「ストリート・パーティー」を各地で開催。1953年の故エリザベス女王戴冠以来70年ぶりとなった歴史的イベントを、隣人同士で楽しみながら祝うなど英国らしい風景が街に広がった。
 英メディアによると、「ランチ」は特別休日となる8日も合わせた週末中に全国7万カ所近くで企画されている。国旗やパーティー用の旗が飾られた通りには、食事用の長テーブルが設置され、参加者は王冠を模した帽子をかぶるなど思い思いのやり方で祝った。ロンドン中心部の首相官邸の敷地でも、若者代表や滞英中のウクライナ難民らを招いて昼食が振る舞われた。
 国王夫妻は声明で、国民の祝福に「深く感動した」と表明。戴冠式を成功に導いた全ての人々に「深い感謝」を示した。
 7日は王族たちも各地に赴き市民と交流。報道によると、国王の長男ウィリアム皇太子夫妻はロンドン近郊ウィンザーで市民にあいさつし、国王の弟エドワード王子夫妻も南部の町でパーティーに参加した。「国民に近い王室」の演出はチャールズ時代も大きな課題だ。

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