国内最古級のイグアノドン類化石 徳島で発見、約1億3000万年前

東京, 7月3日, /AJMEDIA/

 福井県立恐竜博物館などは2日、徳島県勝浦町の約1億3000万年前(前期白亜紀)の地層から、草食恐竜イグアノドン類のしっぽの骨「尾椎(びつい)」などの化石を見つけたと発表した。国内最古級とみられ、オンラインで同日開かれた日本古生物学会で発表された。
 尾椎の化石は長さ83ミリ、高さ78ミリ、幅55ミリで、昨年12月に発見された。椎体(ついたい)と呼ばれる部分が六角形となっている特徴などから、イグアノドン類の尾椎と判明した。全長は推定約6~7メートル。この地層からは歯の化石も見つかった。
 イグアノドン類の化石は福井、兵庫両県などでも見つかっているが、約1億3000万年前の地層から発見されるのはアジアでも珍しいという。
 恐竜博物館の柴田正輝主任研究員は「継続的な調査で、他の部位が見つかることも十分期待できる」と話した。

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