台風15号、温帯低気圧に 静岡で土砂崩れ、1人死亡

東京, 9月24日, /AJMEDIA/

 台風15号は24日、静岡県沖を北東へ進み、午前9時に温帯低気圧に変わった。静岡県では23日夜から24日未明にかけ、台風の接近に伴い暖かく湿った空気が流れ込み続け、記録的な大雨になった。気象庁は土砂災害や河川の増水、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 県警などによると、掛川市遊家で土砂崩れが発生し、倒壊した住宅から男性(45)が救出されたが死亡が確認された。
 同市高瀬のため池では乗用車が転落し、乗っていた男性(29)が意識不明の状態で発見された。搬送先の病院で死亡が確認され、県警が大雨との関連を調べている。川根本町では陥没した道路に軽トラックが転落し、乗っていた1人が行方不明となった。
 静岡県では県内各地で1時間雨量が110ミリ以上との記録的短時間大雨情報が16回、発達した雨雲が連なる線状降水帯の発生情報が2回出された。静岡市の静岡地方気象台では24日午前5時50分までの12時間雨量は404.5ミリとなり、この地点の最多記録を更新。浜松市天竜区では午前1時半までの同雨量が333.5ミリに上った。
 東海や関東甲信は引き続き温帯低気圧の影響を受けるほか、前線が通過する北海道や東北でも25日にかけて大雨になる恐れがある。
 25日正午までの24時間予想雨量は多い所で、関東甲信100ミリ、東北80ミリ。北海道と東海60ミリ。

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