東京, 10月5日, /AJMEDIA/
現代アートの島として知られる香川県の直島で去年、台風の影響で破損した芸術家 草間彌生さんのかぼちゃをモチーフにしたアート作品が復元され、4日、披露されました。
草間彌生さんの作品「南瓜」（かぼちゃ）は海に突き出た直島の桟橋に設置されていましたが、去年8月、台風の強風と高波で流され、海岸や突堤に打ちつけられて破損しました。
復元作が終わって4日、地元の子どもたちを招いて披露され、直島町の小林眞一町長が「きょうは直島の記念日といっても過言ではなく、この日を待ちわびていました。これからもみんなで作品を大切にしましょう」とあいさつしました。
復元された「南瓜」は高さが2メートル、幅が2メートル50センチあり、繊維強化プラスチック製で、強風などで破損しないよう、以前の作品より分厚くつくられているということです。
披露に立ち会った小学6年生の男子児童は「作品が戻ってきてくれてうれしかったです。海と一緒に見るからこその美しさもあると思うので、一緒に見て楽しんでほしい」と話していました。
また、中学2年生の女子生徒は「作品が復活してうれしい。直島のシンボルとして大事にしていきたい」と話していました。
