反軍野党で過半数へ 革新系躍進、与党は劣勢―タイ総選挙

東京, 5月15日, /AJMEDIA/

【バンコク時事】タイで14日、4年ぶりとなる下院(定数500)総選挙の投開票が行われた。公共放送タイPBSによると、2014年の軍事クーデター後の軍政を引き継ぐ親軍与党は劣勢で、反軍の野党2党が合計で過半数となる見通し。特に革新系の「前進党」が躍進しそうだ。
 14日深夜(日本時間15日未明)にも大勢が判明する。単独で政権を樹立できる政党はなく、焦点は連立調整に移る。
 PBSによると、午後8時45分(同14日午後10時45分)時点で、野党第2党の前進党は小選挙区と比例代表の合計127議席で当選確実の予想。タクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」は130議席となっており、どちらかが第1党となりそうだ。
 一方、連立与党側は実績をアピールするも劣勢で、合計で200議席に届かないとみられる。陸軍司令官としてクーデターを実行したプラユット首相の「タイ団結国家建設党」が39議席、「タイ誇り党」が65議席と予想されている。

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