参院選へ530人超が出馬準備 野党、候補一本化は限定的

東京, 6月19日, /AJMEDIA/

 第26回参院選が22日公示、7月10日投開票の日程で行われる。時事通信の調べでは、選挙区365人、比例代表168人の計533人が出馬を準備している。自民党は全選挙区に候補を擁立。一方、立憲民主党など野党側の候補一本化は限定的で競合が目立つ。こうした影響もあり、立候補予定者数は前回出馬の370人を上回っている。
 参院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。全体の定数は今回から3議席(埼玉1、比例代表2)増えて248。改選数124議席と、神奈川選挙区の欠員1を補充する「合併選挙」を合わせ、計125議席を与野党で争う。
 自民党は45ある全選挙区に49人、比例代表33人の計82人を公認。非改選を合わせた与党過半数維持(56議席獲得)を勝敗ラインに掲げる。山形選挙区で国民民主党現職に配慮して「不戦敗」も検討したが、党内の反発を受けて擁立に転じた。
 公明党は比例800万票獲得と選挙区7人の全員当選を目指す。自民党との「相互推薦」では、対象区のうち岡山選挙区のみ自主投票とした。
 改選23議席の立民は選挙区31人、比例20人の計51人を擁立した。野党は2019年の前回、16年の前々回とも、32ある改選数1の「1人区」全てで共闘態勢を構築。ただ、今回は各党の足並みがそろわず、候補一本化は11選挙区にとどまる。
 日本維新の会は選挙区20人、比例26人。改選数6からの倍増が目標で、躍進した昨年の衆院選の再現を狙う。
 共産党は選挙区33人、比例代表25人を公認。国民は山形、愛知、大分の3現職を含む選挙区13人、比例9人を立てた。
 れいわ新選組は14人、社民党は12人、NHK党は82人がそれぞれ出馬を準備する。
 改選数4の神奈川では合併選挙として5議席が争われる。上位4人が任期6年、5人目が任期3年となる。

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