入国者、1日から2万人 政府、「サル痘」警戒―水際緩和

東京, 6月1日, /AJMEDIA/

 政府は1日、新型コロナウイルスの感染状況改善を踏まえ、水際対策を緩和した。入国者数の上限を1日2万人に倍増。ウイルスの流入リスクに応じて国・地域を3分類し、リスクの最も低い98カ国・地域から来日する場合は入国時検査と待機を免除する。ただ、世界では天然痘に症状の似た「サル痘」の感染が広がり、政府は動向を警戒している。
 政府は昨年12月、変異株オミクロン株の感染拡大を受け、入国者数を1日3500人まで縮小。今年3月以降、感染状況に合わせて段階的に緩和してきた。入国枠の拡大は4月10日に1万人に引き上げて以来となる。
 政府は今回、ウイルス流入リスクが低い順に各国・地域を「青」「黄」「赤」に分類。長く続けてきた全員検査を取りやめ、青の国・地域からの場合は入国時検査と3日間の待機を免除する。黄はワクチン3回目接種を条件に青と同じ扱いとし、赤には検査と待機を求める。いずれの区分も滞在国出発前の検査は引き続き必要だ。
 31日時点で、青は米国、中国、ロシアなど98、黄はインド、ウクライナ、北朝鮮など99、赤はパキスタン、フィジーなど4の国・地域。分類は感染状況などに応じて柔軟に見直す。

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