保有国債、17年ぶり含み損 日銀、金利上昇で―23年3月期決算

東京, 5月30日, /AJMEDIA/

日銀は29日、2023年3月期決算を発表した。金利上昇により国債の評価額が下落し、保有する国債は年度末時点で1571億円の含み損(前年度末は4兆3734億円の含み益)となった。年度末時点で国債の含み損が生じるのは、06年3月期以来17年ぶり。ただ、22年9月末時点の含み損(8749億円)からは縮小した。
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 一方、企業の純利益に相当する当期剰余金は、2兆875億円(前期は1兆3246億円)で過去最高を更新した。大規模金融緩和策の一環で保有する上場投資信託(ETF)の運用益が伸びたほか、円安の進行で保有外貨建て資産の為替差益が膨らんだ。

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