中学文集「光とブラックホール」 木村容疑者、思い出など記さず―首相襲撃事件

東京, 5月7日, /AJMEDIA/

岸田文雄首相の遊説先で起きた爆発事件で、火薬類取締法違反容疑で再逮捕された木村隆二容疑者(24)は中学校の卒業文集で、光やブラックホールについて説明する作文を書いていた。同級生らが中学時代の思い出などを記す中、学校生活や友人との思い出には触れていなかった。
 文集の作文タイトルは「光について」。「光の速度は毎秒2億9979万2458メートル」「1秒間に地球を7回半回る速さだ」などと記し、ブラックホールは「極めて高密かつ大質量で、『光』さえ脱出することができない天体」と説明していた。
 その後、タイムマシンの実現可能性に言及し、「まずは光の速度を超えなければ話にならないので、到底タイムマシンを拝む日は来ないだろう」と結んだ。寄せ書きのページには「ありがとうございました」とのみつづっていた。
 小中学校の同級生だった男性は「教室で1人でいることが多かった。無口な方だった」と当時の様子を話す。
 一方、木村容疑者の自宅近くで商店を営む熊岡良隆さん(71)は、「明るい子だった」と振り返る。小学生の頃、友人と一緒に駄菓子を買いに来ていたことを覚えており、サッカークラブの帰りに、店によく立ち寄っていたという。
 木村容疑者は事件当時、兵庫県川西市の住宅で母親、兄と3人で暮らしていた。仕事はしておらず、母親と庭の手入れをする姿などが目撃されていた。

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