両陛下、全国植樹祭に 「復興への努力に敬意」―岩手

東京, 6月5日, /AJMEDIA/

天皇、皇后両陛下は4日午後、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で開かれた第73回全国植樹祭に出席された。式典で天皇陛下は、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を示し、「復興に向けた地域の人々のたゆみない努力と大会関係者の尽力に深く敬意を表します」と述べた。新型コロナウイルスの影響で、両陛下の現地出席は4年ぶり。
〔写真特集〕天皇ご一家

 同県での開催は1974年以来2回目となった。式典で陛下は、前回会場にもなった「岩手県県民の森」から岩手山に学生時代に登ったことを「懐かしく思い出します」と回顧。同県で古くから木炭や漆の生産が行われ、木が人々の生活に密接に関わっていることを「喜ばしく思います」と述べ、「若い世代に健全な森林を引き継いでいくことは、私たちが果たすべき大切な使命」と語った。
 その後、「奇跡の一本松」の一部が使われ、陛下が皇太子時代の2013年に奏でたビオラなどが生演奏される中、植樹が行われた。陛下はカシワやタブノキ、皇后さまはベニヤマボウシなど、両陛下で計6種類の苗木を植え、皇后さまの「お印」のハマナスなど計4種類の種をまいた。

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