上半期 書籍ベストセラー 村上春樹さん6年ぶり長編小説が1位に

東京, 6月1日, /AJMEDIA/

この半年間の書籍のベストセラーが発表され、村上春樹さんの6年ぶりとなる長編小説「街とその不確かな壁」が1位となりました。

出版物の取り次ぎをしている日販=日本出版販売は、去年11月22日から、ことし5月20日までの半年間の本の売り上げをまとめました。

それによりますと、
▽最も売れた本は、村上春樹さんの6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁」で、ことし4月の発売から2か月足らずでの1位となりました。

村上さんの作品で上半期ベストセラー1位となるのは、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来、10年ぶりとなります。

▽4位には、ことしの「本屋大賞」に選ばれた、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」が入りました。

また、
▽ホラー作家でユーチューバーとしても人気の雨穴さんの作品で、SNSなどで話題となった「変な絵」と「変な家」が、それぞれ5位と8位に入りました。

このほか。
▽人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの攻略本が2位に、
▽3位には、「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」が入りました。

日販は「近年、コロナ禍や不安定な世界情勢を背景に、『お金』や『老後』など、生活に身近なテーマに関する作品が注目を集めていたが、今回は、アフターコロナに徐々に移行している影響か、娯楽として楽しむための作品や知的好奇心を満たすことのできる作品に注目が集まる結果となった」と分析しています。

上半期ベストセラー 1位~10位
日販によりますと、上半期ベストセラーの1位から10位は以下のとおりです。

▽1位「街とその不確かな壁」(村上春樹)
▽2位「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット公式ガイドブック完全ストーリー攻略」(元宮秀介 ワンナップほか)
▽3位「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」(小杉拓也)
▽4位「汝、星のごとく」(凪良ゆう)
▽5位「変な絵」(雨穴)
▽6位「地獄の法」(大川隆法)
▽7位「日本史を暴く」(磯田道史)
▽8位「変な家」(雨穴)
▽9位「バカと無知」(橘玲)
▽10位「安倍晋三 回顧録」(安倍晋三 橋本五郎ほか)

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