東京, 5月09日, /AJMEDIA/
岸田文雄首相は9日、先進7カ国(G7)首脳によるオンライン会議に出席し、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として「ロシア産石油の原則禁輸という措置を取ることとした」と表明した。エネルギー資源の大部分を輸入に依存していることに触れた上で、「わが国としては大変厳しい決断だが、G7の結束が何よりも重要な時だ」と語った。
ロシア産石油をめぐっては、欧州連合(EU)が4日に年内禁輸案を発表。G7首脳は今回、段階的廃止・禁止を確認した。資源の乏しい日本はかねてエネルギー分野の制裁に慎重だったが、ロシアへの圧力強化に向け、欧米と足並みをそろえる必要があると判断した。