ロシア大統領、激戦地バフムト制圧発表 ワグネル功績認める

東京, 5月21日, /AJMEDIA/

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトを制圧したと主張し、民間軍事会社ワグネルを名指しでたたえた。タス通信が21日伝えた大統領府の発表によると、プーチン氏は「(作戦に当たった)ワグネル突撃部隊と共に、必要な支援を行ったロシア軍に対し、解放作戦の完了に祝意を表明した」という。
ワグネル創設者「バフムト完全制圧」と発言 ウクライナは否定

 ワグネルの創設者プリゴジン氏は20日、通信アプリ「テレグラム」に投稿した動画声明で「きょう正午(日本時間20日午後6時)、バフムトを完全に制圧した。作戦は224日間続いた」と発言。ただ、ウクライナ軍報道官はメディアに対し「事実でない」と否定し、反転攻勢が続いていると訴えていた。
 ロシア国防省がその後、20日深夜にバフムト掌握を発表。プーチン氏の「制圧宣言」はこれらを受けた。大統領府や国防省がワグネルの功績を認めることは極めてまれで、プリゴジン氏と国防省の間で表面化した対立に「終止符」を打つ思惑もあるもようだ。

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