ロシア人観光ビザ制限を検討 ウクライナ侵攻で不満―フィンランド

東京, 8月5日, /AJMEDIA/

フィンランドのハービスト外相は4日、ロシア人観光客向けに発給する観光ビザを制限する案を提示した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、フィンランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請。ただ、東隣に位置するロシアから観光客が増えていることに国民の間で不満が高まっている。
 フィンランドはロシアと国境を接する欧州連合(EU)加盟国で唯一、ロシア市民への観光ビザに制限を設けていない。このため、欧州域内へ渡るロシア人の経由地となっており、ハービスト外相はAFP通信に「多くの人々は制裁を回避する措置だと見なしていた」と語った。
 欧州での移動の自由を定めた「シェンゲン協定」やフィンランドの法律では、国籍に基づくビザ発給禁止を認めていないが、ハービスト氏は1日当たりの申請認可数の絞り込みなどで発給を減らすのは可能と指摘。今月中に最終決定が下されるとの見通しを示した。

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