ロシア、ドルで債務支払い 土壇場でデフォルト回避か

東京, 4月30日, /AJMEDIA

ロシア財務省は29日、支払期日を過ぎていた外貨建て債務を米ドルで支払ったと発表した。これまでは自国通貨ルーブルで支払うと宣言していたが、デフォルト(債務不履行)を回避する方針に転換したもようだ。ただ、実際に西側諸国の投資家の手に渡るかは不透明だ。
 ロシア政府は5月上旬にも1998年の通貨危機以来のデフォルトと認定される見通しとなっていた。しかし土壇場になって回避される可能性が出てきた。
 ロシア財務省によると、支払ったのは2022年満期の外貨建て国債5億6480万ドル分の元利払い。支払期日は4月上旬だったが、30日間の猶予期間が設定されていた。また、42年満期の別の外債8440万ドル分の利払いも実施したという。

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