モビリティSaaS「Park Direct」のニーリー、総額16億円の資金調達を実施

東京, 6月1日, /AJMEDIA/

 ニーリーは5月31日、SBIインベストメント、Logistics Innovation Fund、tb innovations、中国電力の4社を割当先とした出資と、三菱UFJ銀行、SBI新生銀行、三井住友銀行、商工組合中央金庫の4行からの融資により、総額16億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達により、ニーリーの創業からの累計調達額は39億円となる。
ニーリーは、2013年1月に設立し、2019年にモビリティSaaS「Park Direct(パークダイレクト)」の運営を開始した。Park Directは、駐車場のオンライン契約を実現するサービスで、駐車場の募集から契約業務、契約後の月額使用料の収納代行(賃料保証含む)や顧客管理まで、一連の業務をオンライン上で完結することが可能だ。

 2021年には、法人車両向け月極駐車場契約、決済、管理サービス「Park Direct for Business(PD Biz)」の提供を開始。法人が契約する駐車場の「探す・契約する・管理する」をオンライン化することで、法人車両の駐車場管理の効率化が期待できる。2022年のPark Directの借主数は、前年比約500%を達成したという。

 ニーリーは、今回の資金調達を機に、主力事業であるPark Directのさらなる拡大、および強化を図る考え。モビリティSaaS事業への拡張にむけて、オフラインデータのオンライン化を促進し、Park Directに蓄積された各種データを活用したソリューションを提供することで、駐車場管理サービスからモビリティプラットフォームへの進化を目指した事業展開を推進するとしている。

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