メルボルン、30年代に最大都市 シドニーと人口逆転―豪予測

東京, 1月22日, /AJMEDIA/

2030年代にオーストラリアの最大都市はシドニーからメルボルンへ―。全豪オープンテニスが開催されている南部メルボルンの人口がシドニーを抜くとする予測を、豪政府が出した。移民流入を背景にメルボルンは成長を続けるとみられている。
 連邦政府人口センターが今月発表した推計によると、22年6月時点の全国の人口は2600万人。シドニーが530万人で、メルボルンは502万人と2位。ところが約10年後の32年にはメルボルンが606万人、シドニー599万人と逆転し、その後も差が拡大するシナリオとなっている。
 逆転の大きな要因は、国内外からの転入増だ。メルボルンは移民受け入れに前向きで、アジアなどからの流入が膨らむとみている。
 地形の利もある。海と山に囲まれたシドニーと比べ、メルボルン近郊は比較的平地が多く、都市圏が広がる余地が大きい。トヨタ自動車やヤクルト本社など日本企業も拠点を構えており、外国企業の誘致が進めば雇用も拡大し、一層の人口増につながる好循環になると期待されている。

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