ナダル、24年で引退の意向 28日開幕の全仏欠場―男子テニス

東京, 5月19日, /AJMEDIA/

【ロンドン時事】テニスの男子シングルスで四大大会最多に並ぶ通算22勝のラファエル・ナダル(36)=スペイン=が18日、スペイン・マヨルカ島で記者会見し、来年限りで現役を引退する意向を示した。ロイター通信などが伝えた。
〔写真特集〕赤土の王者 全仏オープンテニス優勝者

 2回戦で敗退した1月の全豪オープン後に検査を受け、股関節の負傷を発表。その後は故障が回復せず、実戦から遠ざかっており、史上最多14度の優勝を誇る全仏オープン(パリ、28日開幕)も欠場する。ナダルは「来年はプロとして最後の年になると思うので100%の準備で臨む。自分にとって重要な全ての大会に別れを告げたい」と語った。数カ月間は休養し、年内の復帰を目指す。
 ナダルはノバク・ジョコビッチ(セルビア)、昨年引退したロジャー・フェデラー氏(スイス)と共に「ビッグ3」と呼ばれ、一つの時代を築いてきた。全仏は初出場の2005年から18年連続で出場。通算112勝3敗と無類の強さを誇り、「赤土の王者」と称される。 
 
 ◇ナダルの略歴
 ラファエル・ナダル(スペイン) 4歳でテニスを始め、男子シングルスは05年全仏オープンで四大大会初優勝。08年8月に初めて世界ランキング1位。10年全米オープン優勝で四大大会全制覇。四大大会通算22勝は歴代最多タイ。クレーコートに強く、全仏優勝14度は史上最多。08年北京五輪金メダル。左利き。185センチ。36歳。スペイン・マヨルカ島出身。

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