ドネツク州から強制避難開始 南部で53集落奪還―ウクライナ

東京, 8月3日, /AJMEDIA/

ウクライナのメディアによると、ロシア軍の激しい攻撃が続く東部ドネツク州で2日、住民の強制避難が始まった。ゼレンスキー大統領が7月30日に命じていたもので、ドネツク州を含む東部ドンバス地方にはなお数十万人が残っているとされる。
 ベレシチューク副首相は2日、避難民を乗せた列車が2日朝、中部クロピブニツキーに到着したことを明らかにした。地元当局などによると、到着したのは130人以上で、大部分が女性や子供、高齢者だった。今後、1日おきに避難民用の列車を運行する計画という。
 ドネツク州では暖房に必要な天然ガスパイプラインがロシア軍に破壊されており、ウクライナ当局は冬が到来する前に強制避難を終えたい意向だ。
 一方、ロイター通信によると、ロシアが占領する南部ヘルソン州で、ウクライナ軍は2日までに53カ所の集落を奪還した。同州知事が明らかにした。ウクライナ軍は反転攻勢を強めている。

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