トルコ支援 落語家の桂春蝶さんがチャリティーの寄席 渋谷

東京, 2月14日, /AJMEDIA/

トルコ南部で起きた地震の被災地を支援しようと都内でチャリティーの寄席が行われました。

これは東京 渋谷区の美術館が開いたもので、落語家の桂春蝶さんがオリジナルの落語を披露しました。

落語は、明治23年に和歌山沖で遭難したトルコの軍艦エルトゥールル号に対し、山田寅次郎という青年を中心に、地元住民が懸命に支援したという実話をもとに作られました。

この美術館の理事が山田寅次郎の孫にあたることから、開催が決まったということで、13日の昼の部にはおよそ50人が訪れて、軽妙な話術に聞き入り、日本とトルコの絆が語られる最後の場面では涙を流す人もいました。

訪れた人は、2000円以上の寄付を行うことになっていて、全額、トルコ大使館を通じて被災地に送られるということです。

ワタリウム美術館の和多利月子さんは「130年前からの長い友好関係のトルコが地震で大変な思いをされていて、何かできないかと考えました。トルコの皆さんが一刻も早く、明るい生活に戻れるように祈っています」と話していました。

桂春蝶さんは「当時の人の感情や思いを、当時と同じ熱量で落語として伝え、心動かされた会場のお客さんが、家族や大切な人に伝えることで、トルコを支援するきっかけになってほしい」と話していました。

訪れた人たちは「日本とトルコは関係が深いので、少しでも応援したいです」とか「日本とトルコとの間の感謝の気持ちが、今もつながっていると思い感動しました」などと話していました。

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