トランプ氏の責任追及へ 議会襲撃で公聴会―米下院

東京, 6月10日, /AJMEDIA/

トランプ前米大統領の支持者らによる昨年1月の連邦議会襲撃を調査する下院特別委員会は9日、公開の公聴会を開き、トランプ氏の責任追及を図った。1年弱にわたって集めた関係者の証言や資料を開示し、トンプソン委員長は、2020年の大統領選の結果を認めず「暴徒をたきつけ、米国の民主主義を転覆しようとした」とトランプ氏を非難した。
 公聴会では、襲撃に加わった極右団体「プラウドボーイズ」の記録映像を撮影した監督や、現場で負傷した警察官が証言した。これに先立ち、未公開だったトランプ氏の娘イバンカ氏、当時のホワイトハウス高官への聴取映像や音声を紹介。大統領選を「不正」とするトランプ氏の主張に対し、バー前司法長官が「でたらめだ」と断じ、イバンカ氏も「バー氏の言うことを受け入れた」と敗北を認めていた様子などが映し出された。
 トンプソン委員長は冒頭、議会襲撃は「クーデター未遂の頂点だった」と強調。「トランプ氏は陰謀の中心にいた」と厳しく批判した。

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