デモ参加者処刑でイラン非難 ロシアのインフラ攻撃は「犯罪」―ローマ教皇

東京, 1月10日, /AJMEDIA/

フランシスコ・ローマ教皇は9日、「女性の尊厳を求めたイランのデモ参加者の例のように、死刑が存続している場所では生存権が脅かされている」と述べた。イランで拘束下の女性死亡を受けて広がった反体制デモ参加者4人に対する死刑が執行されたこと関し、教皇が非難したのは初めて。
 教皇はバチカン駐在の外交官に対する恒例の新年あいさつで、死刑が「(犯罪)犠牲者に正義をもたらすことはなく、報復欲を満たすだけだ」と強調。「人の尊厳を損ねるものであり、いかなる場合も認められない」と述べ、全世界に対し死刑廃止を訴えた。
 また、「アフガニスタンの女性のように、一部の人々が教育から除外されることは許されない」とも表明。ロシアのウクライナ侵攻については「インフラへの攻撃で、砲弾だけではなく飢餓や寒さによって命が危険にさらされている」と指摘し、「神と人類に対する犯罪だ」と糾弾した。

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