デジタルで「個人に合った学習」 14日に宣言取りまとめ―G7教育相

東京, 5月14日, /AJMEDIA/

富山市で開幕した先進7カ国(G7)教育相会合は13日、本格的な討議に入った。14日は会場を金沢市に移して議論を続け、共同宣言を取りまとめる。コロナ禍を経た学校の在り方や、デジタル技術を活用して子ども一人ひとりに合った学習を進める「個別最適な学び」の充実について、意見の集約を目指す。
 この日は、感染防止を理由に制限されることがあった対面授業について、その重要性を各国間で確認。世界的な課題となっている教員の処遇改善や、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」をはじめとした生成系AIと教育の在り方も話し合った。
 永岡桂子文部科学相は日本の取り組みとして、子どもの発達段階に応じ、生成系AIを活用すべき場面と禁止すべき場面を整理したガイドラインを夏前までに作成する方針を説明。また、「AIでは代替できない学びを教師が提供する」として、優秀な人材を確保するための処遇改善や研修を進める考えを示した。

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