ソニー、カメラがとらえる景色を網膜に投影するカメラキット–見えづらいを見えるに

東京, 2月22日, /AJMEDIA/

 ソニーは2月21日、デジタルスチルカメラ サイバーショット「DSC-HX99」と、QDレーザのレーザ網膜投影技術を応用したビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER (レティッサ ネオビューワ)」を組み合わせた、網膜投影カメラキット「DSC-HX99 RNV kit」を、数量限定で発売すると発表した。

 発売は3月24日。商品の特性上、ソニーの直営店舗で本機を体験した人のみ、原則1名1購入台の購入が可能となる。ソニーストア販売価格は10万9800円(税込)。

 DSC-HX99 RNV kitは、眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用することで、従来のビューファインダーや画面では撮影したい映像が見えづらい人でも、カメラがとらえる景色を網膜に投影し、写真や動画を撮影することが可能だ。保存した静止画や動画は、USBケーブルを用いてデータを取り出し、共有することもできる。

 本体となるDSC-HX99は、コンパクトボディに24~720mmの高倍率ズームレンズを搭載。1台で広角から超望遠までをカバーするサイバーショットの高倍率ズームモデル(HXおよびWXシリーズ)の最上位機種となり、高速・高精度なAF性能やRAW形式での記録に対応している。

 RETISSA NEOVIEWERは、QDレーザのレーザ網膜投影技術を応用したビューファインダー。眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用することで、ピントの合った画像を網膜の周辺部にまで投影することを可能としている。

 DSC-HX99と、RETISSA NEOVIEWERとの組み合わせにより、高倍率ズームなどを使用したカメラならではの撮影や、視力に依存しない網膜投影による撮影を体験することができる。

 QDレーザは、ロービジョン者の“見えづらい”を“見える”に変えるプロジェクト「With My Eyes」を展開しており、ソニーは、主要賛同企業として参加。本商品の開発は、その取り組みの一環となる。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts