スマニューラボ、コミュニティ資源をNFTゲーム化する「Tales & Tokens」

東京, 11月26日, /AJMEDIA/

 スマートニュースの子会社であるスマニューラボは11月24日、地域などコミュニティに根ざした事業者が、「コミュニティ資源」をNFTゲーム化し、コンテンツ事業を行えるサービス「Tales & Tokens」の提供を開始すると発表した。

 同社では、地域に固有の地名、民話や伝説などの物語、生活や産業に由来する文化など、人々が共有している無形の資源を「コミュニティ資源」と名付けている。

 同サービスでは、事業者が「コミュニティ資源」を可視化し、好意や感動を与えるデジタルコンテンツとして、ユーザーへ提供することができる。

 また、利用者は、ふるさと納税やNFTマーケットプレイス「OpenSea」を通じて、ゲームのキャラクターやアイテムなどのNFTコレクションが取得可能。専用のWebアプリを操作し、NFTコレクションのカスタマイズや他のユーザーとの交換などもできるという。

 なお、アイテムNFTの追加により、キャラクターNFTが変化する「Dyanmic NFT」となっており、例えば、実在する店舗や観光地にチェックインする(現地に訪れて所定のQRコードを読み取る)などのイベントにより、アイテムNFTが取得できるといったひも付けが可能。これにより、現実の文化や経済と結びついたゲーム性のあるNFTを提供していく。

 同サービスを利用し、岩手県遠野市で10月27日から、「Tales & Tokens」の初のプロジェクトとなる「Game of the Lotus 遠野幻蓮譚」(略称:GOTL)のNFTゲームを提供している。

 柳田國男氏の「遠野物語」などで採話されている神話をもとに企画・開発したプロジェクトで、三人の娘をモデルにした三種類のキャラクターNFTが、ふるさと納税の返礼品として提供されている。

 さらに、第二弾のプロジェクトとして、パートナーである燕三条と共に新潟県の燕三条エリアのコミュニティ資源である「ものづくり」の産業文化をテーマとする、NFTゲーム開発が決定。NFTは、ふるさと納税の返礼品としての提供も予定しており、新潟県三条市と燕市の両市が提供するという。

 将来的には「Tales & Tokens」を、地域の事業者や自治体以外にもスポーツチームやアーティストなどへの提供も考慮しており、同サービス提供を通じて、「コミュニティ資源」が流通する新たな市場の創造を目指すとしている。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts