サバレンカが会見拒否 安全に懸念と説明―全仏テニス

東京, 6月3日, /AJMEDIA/

【パリ時事】テニスの全仏オープンで2日、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が女子シングルス3回戦に勝利後の記者会見を拒否した。主催者は一部記者の取材に応じた談話を公開。拒んだのは、2回戦後の会見を「安全と感じなかった。メンタルヘルスと幸福のために、この状況から抜け出すことにした」からだという。
 会見は選手に義務付けられており、2021年大会では大坂なおみ(現フリー)が女子シングルス1回戦後に応じなかったため、大会側から罰金を科された。サバレンカは「大会側もこの決断を支持してくれた」。ロイター通信によると、主催者は罰金を科さない方針で、「彼女を守るためだった」とした。
 全豪オープン覇者のサバレンカは2回戦後の会見で、ベラルーシのルカシェンコ大統領やロシアのウクライナ侵攻を支持するか否かを問われ、コメントを拒否した。ベラルーシはロシアの同盟国。3回戦後、「何カ月も前からこのような質問に答え、自分の気持ちや考えをはっきり伝えてきた」とコメントした。
 1回戦後には、対戦したマルタ・コスチュク(ウクライナ)から握手を拒まれた。会見で「ロシア選手もベラルーシ選手も、世界の誰も戦争を支持しない」と語っていた。

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