キヤノン、APS-Cハイエンドモデル「EOS R7」や小型・軽量の「EOS R10」など発売へ

東京, 5月25日, /AJMEDIA/

 キヤノンは5月24日、RFマウントを採用する「EOS Rシステム」のAPS-Cミラーレスカメラ「EOS R7」と「EOS R10」および、RFマウント初のAPS-Cサイズカメラ用交換レンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」と「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を6月下旬以降順次発売すると発表した。

 EOS R7は、「EOS R」シリーズ初のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載し、高速連写と高画質を両立したミラーレスカメラ。

 新開発の有効画素数最大約3250万画素APS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により、APS-CサイズCMOSセンサー搭載のEOS史上最高解像性能を実現。また、7Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影を可能とし、「Canon Log 3」に対応する。

 メカシャッター/電子先幕による撮影時は、EOS Rシリーズ最速となるAF/AE追従で最高約15コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は最高約30コマ/秒の高速連写が可能。

 2021年11月発売のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」のAF被写体検出技術を継承し、人物、動物(犬・猫・鳥)、乗り物(モータースポーツにおける車・バイク)の動きが速いシーンにおいて快適な撮影が可能。

 撮影支援機能として、ボディ内5軸手ブレ補正機構を搭載。レンズ内光学式手ブレ補正機構(レンズ内IS)を搭載したRFレンズ装着時は、カメラとレンズそれぞれの手ブレ補正機構が協調することで、最高8.0段の手ブレ補正が可能となっている。

 発売日は、6月下旬。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、19万7780円(税込・ボディのみ)。

 EOS R10は、小型・軽量と本格的な静止画・動画撮影を両立した、ハイアマチュア・エントリーユーザー向けミラーレスカメラ。

 新開発の有効画素数最大約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により、有効画素数最大約3250万画素のCMOSセンサーを搭載する「EOS 90D」「EOS M6 Mark II」(ともに2019年9月発売)と同等の解像性能を実現した。

 メカシャッター/電子先幕による撮影時は、AF/AE追従で最高約15コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は最高約23コマ/秒の高速連写が可能。

 また、EOS R7と同様に「EOS R3」のAF被写体検出技術を継承しており、人物、動物(犬・猫・鳥)、乗り物(モータースポーツにおける車・バイク)の追尾に対応した。

 加えて、6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影を実現。レンズ内光学式手ブレ補正機構(レンズ内IS)を搭載したRFレンズ装着時は、動画電子ISとレンズ内ISの協調制御によって手ブレをより効果的に軽減し、歩きながらの撮影など、多様な撮影シーンに対応できるという。

 発売日は、7月下旬。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、12万8480円(税込・ボディのみ)。

 RF-Sレンズは、EOS R7やEOS R10など、RFマウントのAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載するデジタルカメラ用に開発されたレンズシリーズ。

 小型・軽量と「EOS Rシステム」の高画質・高機能を実現し、EOS Rシリーズのフルサイズカメラにも装着が可能(撮影画面の中央部がAPS-Cサイズ相当の画角にクロップされる)。

 RF-Sレンズシリーズの第1弾として、標準ズームレンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」と高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の2機種を発表した。

 RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMは、全長約44.3mm、重量約130gの小型・軽量設計と快適な操作性を両立。レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.0段、「EOS R7」装着時はボディ内手ブレ補正機構と協調制御することにより6.5段の手ブレ補正効果が得られるという。

 AF撮影時に最短撮影距離0.20m、最大撮影倍率0.16倍の近接撮影にも対応する。

 レンズ構成は、7群7枚。絞り羽根枚数は、7枚。最小絞りは22(18mm時)/32(45mm時)。最短撮影距離は、AF時で0.2m(18mm時)、MF時で0.15m(18mm時)。最大撮影倍率は、AF時で0.16倍(45mm時)、MF時で0.26 倍(45mm時)。

 フィルター径は、49mm。サイズは最大径69×長さ44.3mm。重量は約130g。

 RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、35mm判換算で29-240mm相当の幅広い焦点距離と、全長約84.5mm、重量約310gの小型・軽量設計が特徴。

 レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、EOS R7装着時はボディ内手ブレ補正機構と協調制御することにより7.0段の手ブレ補正効果が得られるという。

 さらに、動画撮影時の手ブレを効果的に補正する「ダイナミックIS」や、AF撮影時に最短撮影距離0.17m、最大撮影倍率0.44倍の近接撮影にも対応している。

 レンズ構成は、13群17枚。絞り羽根枚数は、7枚。最小絞りは、22(18mm時)/40(150mm時、1/3段表示の場合)。
 
 最短撮影距離は、AF時で0.17m(18mm時)、MF時で0.12m(150mm時)。最大撮影倍率は、AF時で0.44倍(50mm時)、MF時で0.59倍(35mm時)。

 フィルター径は、55mm。サイズは、最大径69×長さ84.5mm。重量は約310g。

 両レンズとも発売日は6月下旬を予定。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMが4万2500円(税込)、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMが6万8500円(税込)。

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