カンヌ映画祭 脚本賞を受賞 坂元裕二さん 是枝監督と会見

東京, 5月30日, /AJMEDIA/

是枝裕和監督の映画「怪物」の脚本で、フランス カンヌ映画祭の脚本賞を受賞した坂元裕二さんが、29日に現地から帰国した是枝監督と共に会見を開き、「いまも夢の中にいるようです」などと受賞の思いを語りました。

映画「怪物」は、小学生どうしのけんかから見えてくるある事件についての物語で、親や教師など、さまざまな視点から描くことで「怪物」が何を意味しているのか問いかける作品です。

日本時間の28日、世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭で、映画の脚本を務めた坂元裕二さんが脚本賞を受賞し、29日に、現地から帰国した是枝監督とともに2人で記者会見に臨みました。

はじめに、坂元さんが授賞式に出席した是枝監督からトロフィーを手渡されました。
そして、受賞を知らされたときについて「寝ていたものですから、実感は正直あまりなく、いまも夢の中にいるようです。うれしいと言うよりは、ずしんという思いが訪れて、水を一杯飲みました。手渡された賞の重みは、私に乗っかった大きな責任だと思っています」と話しました。

また、受賞した脚本について「どこかにいるであろう、孤独に過ごしている、この映画を受け止めてくれる誰かがいると信じて、その人を頭に思い描きながら脚本を書きました」と語りました。

また、今後も是枝監督と組みたいかという質問に対して「脚本家でもある是枝監督を尊敬しているので、簡単なことではないと思っていますが、もう一回やりましょうと言われたら、こんなにうれしいことはありません」と話しました。
一方、是枝監督は「自分が褒められると、本当かなと疑問が湧きますが、役者やスタッフが褒められるのは本当にうれしい」と喜びを語りました。

映画「怪物」は、6月2日から全国の映画館で公開されます。

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