オーケストラ「尾高賞」に西村朗さんと岸野末利加さんの2作品

東京, 7月2日, /AJMEDIA/

国内の優れたオーケストラ作品に贈られる「尾高賞」に、作曲家の西村朗さんと、岸野末利加さんの作品がそれぞれ選ばれ、7月1日夜、授賞式が行われました。

「尾高賞」は、NHK交響楽団が、専任指揮者だった尾高尚忠さんの功績を記念して毎年、国内の優れたオーケストラ作品に贈っています。

去年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりとなったことしの受賞作には、西村朗さんが作曲した「華開世界~オーケストラのための」と、ドイツを拠点に活動する岸野末利加さんが作曲した「チェロとオーケストラのための『What theThunder Said/雷神の言葉』」が選ばれました。

7月1日、東京 新宿区で開かれた授賞式には受賞した2人が参加し、このうち西村さんは「花が開く一瞬の輝きが続く世界を表現しました。NHK交響楽団から委嘱された作品でしたが、期待に応えられてよかったです」と喜びを語りました。
また、岸野さんの作品は、コロナ禍や気候災害など現代社会の出来事をテーマに作曲したということで、岸野さんは「今起こっている出来事を『音』で表現する方法を模索していた時に100年前の詩から着想を得て、乾いた大地が水によって回復していくように、社会が再生する様子を表現しました」と話していました。

このあと2つの受賞作がNHK交響楽団の演奏で披露され、観客から大きな拍手が送られていました。

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