ウクライナ軍、北東部で反攻 ロシアは作戦長期化準備か

東京, 5月12日, /AJMEDIA/

ウクライナ軍が北東部ハリコフ州でロシア軍の制圧を許した失地の回復に向け、反攻を強化している。ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ビデオ演説で同州の戦況について「良い知らせがある。占領者は徐々に後退しつつある」と語った。ウクライナ軍筋は11日、ロイター通信に対し、ウクライナ部隊が対ロシア国境から数キロ以内の地点まで前進したと述べた。
 ハリコフ州は2月24日に始まったロシア軍の本格侵攻当初から激しい攻撃にさらされてきた。シネグボフ州知事は10日、通信アプリ「テレグラム」で「激しい交戦」が続いていると述べる一方、ウクライナ側が州内の4集落を解放し、「敵はハリコフを砲撃する機会を失った」と訴えた。
 一方、ロシアのプーチン大統領は9日の旧ソ連による対ドイツ戦勝記念日の演説で、軍事作戦に関する新たな方針や戦略を打ち出さず、今後の展望は不透明さを増している。ヘインズ米国家情報長官は10日、プーチン氏が「紛争の長期化」に備えていると指摘した。

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