ウクライナ大統領、ビデオ演説へ 国連総会、例外決議を採択

東京, 9月17日, /AJMEDIA/

国連総会(193カ国)は16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が事前収録したビデオ演説の形で、来週始まる一般討論演説に参加することを例外的に認めると決定した。ウクライナや日米など50カ国超が共同提案した決議を、101カ国の賛成多数で採択した。ロシアや北朝鮮など7カ国が反対、中国など19カ国が棄権した。
 決議は「外国による侵略、侵攻、軍事的敵対行為が続き、自らコントロールできない理由で直接参加できない」と状況を説明。ウクライナのキスリツァ国連大使は採決前に「ロシアの戦争で大統領が対面で参加できない」と述べ、支持を訴えた。一方、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は「ウクライナを特別扱いする試みだ」と反発した。
 国連総会は2020、21両年、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ビデオ演説を認めていた。しかし、今年は原則としてニューヨークの国連本部で直接演説するよう求めている。

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