アロンソ、10年ぶりV視野 41歳が円熟のレース運び―F1

東京, 5月17日, /AJMEDIA/

全23戦のうち、序盤の5戦を終えた自動車F1シリーズ。総合3連覇を目指すマックス・フェルスタッペン(オランダ)が3勝、同僚のセルヒオ・ペレス(メキシコ)が2勝を挙げ、ホンダRBPTのパワーユニットを搭載するレッドブル勢が開幕5連勝と盤石の強さを発揮している。
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 どのチームがレッドブルの連勝を止めるのか。その有力候補は、移籍1年目のフェルナンド・アロンソ(スペイン)が、円熟のレース運びを見せているアストンマーティンかもしれない。
 アロンソはここまで3位4度に4位1度。メルセデス勢、フェラーリ勢を抑え、ドライバーズ部門で3位につける41歳の奮闘は特筆ものだ。
 第5戦マイアミ・グランプリ(GP)では今季4度目の表彰台に乗った。総合優勝を2度経験しているベテランの闘争心はますます盛んで、「少なくともレースで2位になりたい。そして、いつか勝つチャンスが訪れれば」と10年ぶりの勝利を視野に入れる。
 とはいえ、隙のないレッドブル勢に正面から勝負を仕掛け、倒せないことは分かっている。自分たちができることをして備え、相手のミスを虎視眈々(たんたん)と待つ構えだ。
 モンテカルロ市街地コースが舞台となる伝統の第7戦モナコGPは抜きにくいことで知られ、多くの名勝負が生まれた。過去、モナコ2勝のアロンソが先頭に立ち、フェルスタッペンらが追う展開になれば…。
 アロンソも「モナコGPや(地元の)スペインGPではチャンスがあるかも」と言う。最後の勝利はフェラーリ時代の2013年スペインGPで挙げた通算32勝目。今季中に10年ぶりの優勝をつかめるか。(時事)

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