アポロ計画で持ち帰った月の土で植物栽培に成功 米研究チーム

東京, 5月15日, /AJMEDIA/

およそ50年前に人類を月面に送り込んだ「アポロ計画」で月から持ち帰った土を使って植物を栽培することに初めて成功したと、アメリカの大学の研究チームが発表しました。
研究チームは「月で植物を育てる最初の一歩を踏み出した」と意義を強調しています。

実験を行ったのはアメリカ、フロリダ大学の研究チームで、NASA=アメリカ航空宇宙局が人類を月面に送り込んだ「アポロ計画」によって、1969年から1972年にかけて月から持ち帰った土が利用されたということです。

研究チームの発表によりますと、月の土を1グラムずつ容器に入れ、栄養を加えたうえでアブラナ科のシロイヌナズナの種をまいたところ、ほとんどが発芽したということです。

月の土で植物の栽培に成功したのは初めてだということです。

一方で、成長が遅く大きさにばらつきがあるものもあったということで、植物が月の土の環境をストレスだと認識していることが推測されるということです。

今回の結果について研究チームは「月で植物を育てる最初の一歩を踏み出した」としています。

NASAは国際的な月探査計画「アルテミス計画」で「アポロ計画」以来となる宇宙飛行士による月の探査を目指しています。

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