ふるさと納税で寄付続々 災害義援金でも応援―石川・能登地震

東京, 5月13日, /AJMEDIA/

 石川県能登地方で最大震度6強を観測した地震は、発生から1週間がたった。多数の家屋損壊などの被害を受けた同県珠洲市には、ふるさと納税を利用した支援が続々と寄せられている。地震が発生した5日以降、寄付が急増しており、返礼品を辞退する人も2割程度いるという。
 珠洲市によると、寄せられたふるさと納税は10日までの6日間で833件、1519万円に上り、前年同期間の10倍を超えた。「一日も早い復興を願っています」などのメッセージを添える人も多い。
 昨年6月の震度6弱の地震発生後も申し込みは増えたが、今回はそれを上回る勢いという。市産業振興課の高林義信課長は「応援していただきありがたい。復興に向けて取り組む」と決意を述べた。
 災害義援金の受け付けも始まっている。10日から開始した県には、11日までに1600万円以上が寄せられた。日本赤十字社や県共同募金会も9月29日まで受け付けている。
 県庁で募金をした60代の主婦は「地震が続いて生きた心地がしないと思う。現地に行ってお手伝いできないが、何かの役に立てないかと思って寄付した」と被災者を案じた。

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