「IE」、16日にサポート終了 27年の歴史に幕―米MS

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

米マイクロソフト(MS)が15日(日本時間16日)、インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)「インターネット・エクスプローラー(IE)」のサポートを終了する。ウイルス感染のリスクが高まる恐れがあり、MSは後継の「マイクロソフトエッジ」の利用を促している。1995年の登場以来、ネットの普及を支えたIEは27年の歴史に事実上幕を閉じる。
 エッジの「IEモード」を使えば、IEのみに対応したウェブサイトも見られる。このモードは2029年まで続ける。ただ、IEを前提に構築した社内システムなどは改修が必要になる可能性があるため、MSは確認を呼び掛けている。
 調査会社スタットカウンターによると、5月時点でパソコンのブラウザーの世界シェアは、米グーグルの「クローム」が約66%で首位。15年投入の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」から標準搭載されているエッジが約10%を占めた。一方、IEは1.65%。00年前後には圧倒的なシェアを誇ったが、その後は独占やセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性といった問題が響き低下した。

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