「核兵器は人類の大きな敵」 サミット前に被爆者団体が会見―広島

東京, 5月18日, /AJMEDIA/

19日から広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、被爆者団体などが17日、同市内で記者会見した。広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の箕牧智之理事長(81)は「人類を不幸にするか、幸せにするかは世界の政治家の考え方一つだ」と話し、各国首脳に「核兵器が人類にとって大きな敵であることを知るべきだ」と訴えた。
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 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲さん(54)は「サミットが『核兵器のない世界をつくることができる』という希望を世界に発信する場になってほしい」と強調。「核兵器の使用と威嚇はいかなる状況でも絶対に許されないことを明確にし、核兵器廃絶を達成する約束を再確認してほしい」と要望した。
 各国首脳に被爆者と面会するよう求める署名活動をしてきた広島大法学部1年の岡島由奈さん(18)は「広島で見て、聞いた経験を基に、核兵器を用いた安全保障政策にしがみつくことがどれほど危険かを理解してほしい」と話した。

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