「核なき世界」実現で協力 岸田首相、ローマ教皇と会談

東京, 5月05日, /AJMEDIA/

】岸田文雄首相は4日午前(日本時間同日午後)、バチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、フランシスコ・ローマ教皇と会談した。首相がライフワークと位置付ける「核なき世界」の実現に向けて協力することで一致。ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、民間人の殺害を非難し、「非道な侵略を終わらせ、平和を取り戻す」との決意を確認した。
 日本の現職首相がバチカンを訪問し、教皇と会談するのは、2014年の安倍晋三氏以来8年ぶり。教皇は13年の就任後、「核兵器のない世界」を目指し、19年に来日した際には広島、長崎両市での演説で核兵器廃絶を訴えた。
 首相は、教皇の被爆地訪問について「平和へのメッセージは多くの日本国民の心に深く刻まれた」と謝意を表明。被爆地出身の首相として協力を進めたいと伝えた。北朝鮮による4日の弾道ミサイル発射にも言及し、核・ミサイル開発に懸念を示し、日本人拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求めた。

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