「本の町」シンボルが一時閉店 三省堂本店、ビル建て替え―東京・神保町

東京, 5月09日, /AJMEDIA/

 「本の町」東京・神田神保町のシンボルとして40年余り親しまれてきた三省堂書店神保町本店(千代田区)が8日、ビル建て替えのため一時閉店した。6月1日から近くの仮店舗で営業を再開し、新しいビルが完成する2025年に戻る予定。
 現在のビルは同書店の創業100周年記念事業として1981年に完成。売り場面積は1~6階まで計3000平方メートル以上あり、140万冊の蔵書を誇った。ビルの老朽化に伴い、建て替えることになった。
 8日は普段の2倍以上の4000人余りの客が本店を訪れ、別れを惜しんだ。午後8時すぎの閉店後、正面入り口で亀井崇雄社長が「本にしおりを挟むのと同じように、物語を再開するために必要なステップ。第2章にご期待いただきたい」とあいさつ。店の前に残った客らから大きな拍手が送られた。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts