「新型出生前検査」日本医学会が妊婦向けの情報サイト開設

東京, 1月28日, /AJMEDIA/

妊婦の血液を分析して胎児の染色体に異常があるかを調べる「新型出生前検査」について、一部の医療機関で検査の目的や結果について十分なカウンセリングがないまま、行われていることが問題になっています。

日本医学会の委員会は認証を受けた医療機関などの情報をまとめたウェブサイトを作り、検査を受けるか考える際の参考にしてほしいとしています。

「新型出生前検査」=「NIPT」は産婦人科以外のクリニックの参入が相次ぎ、検査で異常が分かっても十分なカウンセリングが行われないケースなどが問題となっていました。

この検査について日本医学会の「出生前検査認証制度等運営委員会」は今月、検査を検討する妊婦などに、認証を受けた医療機関や相談窓口などを紹介するウェブサイトを設けました。

サイトでは検査で分かる障害や病気についての解説や、専門的なカウンセリングが受けられる医療機関、それに障害や病気がある子どもや家族が受けられる福祉のサポートが年代ごとに示されています。

また、検査を受けた人や受けなかった人の体験談なども掲載されていて、サイトを作った1人で、大阪医科薬科大学の玉井浩名誉教授は「検査の前に専門的なカウンセリングを受け、検査で異常が見つかった時にどういう行動をとればいいか考えておくことが大切で、サイトを役立ててもらいたい」と話しています。

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