「戦猫外交」で存在感 台湾の蕭美琴駐米代表

東京, 2月3日, /AJMEDIA/

 「猫は張り詰めたロープの上を軽快にしなやかにバランスを取って歩くことができる」。米中競争が激化する中、中国の「戦狼外交」に対抗する「戦猫外交」を掲げ、米首都ワシントンで政府高官や議員らの支持を巧みに取り付けているのが台湾の蕭美琴駐米代表だ。
 蔡英文総統に指名され、2020年7月に駐米代表に着任。翌21年1月のバイデン米大統領就任式には1979年の米台断交後、米側から正式な招待を受けて駐米代表として初めて出席した。昨年8月には中国共産党によって「頑迷な台湾独立分子」のリストに追加され、制裁を科されている。
 71年8月、日本の神戸市で台湾人の父親と米国人の母親との間に生まれる。台湾南部・台南市で過ごした後、米コロンビア大で修士号を取得。立法委員(国会議員)を4期務め、蔡氏の側近としても知られる。大の猫好きで、4匹の猫と生活を共にする。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts